こんにちは。今回は、2021年カムバック賞を受賞することが期待できる選手について、紹介していきます。
そもそもカムバック賞とは、長年の病気やケガ、不振から復活して、成績を挙げた選手を称える賞です。
2005年までは、両リーグ合わせて、毎年1人のペースでカムバック賞受賞選手を輩出してきましたが、2005年から2020年までに至るまでわずか5人しか輩出しておりません。
2008年の平野恵一選手、2012年の大竹寛選手、2015年の館山昌平選手、2017年の岩瀬仁紀選手、2018年の松坂大輔選手の5人です。
いずれもセ・リーグの選手で、パ・リーグの選手で言うと、2001年の近鉄バファローズ盛田幸妃選手以降、輩出しておりません。
ここ、15年はカムバック賞の受賞ハードルが実質高くなっています。
選手生命を脅かすレベルの病気を患い、ある程度の実績のある選手しか受賞できていないのが現状です。
そのため、今シーズン活躍したら、カムバック賞を受賞できる可能性の高い選手をピックアップしていきたいと思います。
①川端慎吾選手
2015年に首位打者を獲得したことのあるバッターです。
2017年の春季キャンプで椎間板ヘルニアを発症するなどし、成績が悪化しました。2019年、2020年と打率が1割台と低迷しています。
最近では、2020年のシーズン前に腰の手術を受けたなど、昨季は状態が万全でなかった可能性があるため、腰の状態が癒えたであろう今シーズンに期待がかかります。
レギュラーを取れれば、カムバック賞の受賞が見えてきます。
②田島慎二選手
2015~17年にかけて、3年連続で50試合以上登板&防御率2点台の成績を挙げた右腕です。
2018年、19年は成績を残すことなく、去年は4月にトミー・ジョン手術を受けた影響で一軍二軍とも出場の機会がありませんでしたが、来年に向けて期待がかかる選手です。
③吉川光夫選手
2012年にパ・リーグのMVPに輝いた選手です。
2012年に活躍してから現在に至るまで、ぱっとした成績を挙げることができず、2020年は中継ぎで5試合しか投げていません。ただし、2軍では、主に中継ぎとして19試合に登板し、防御率2.10をマークしました。
今シーズンからは、金銭トレードで日本ハムから西武に移籍し、環境の変化をプラスに捉え、活躍してほしい選手です。
今まで大きなケガが無い選手であり、2012年並みの成績を残せば、カムバック賞にノミネートされる可能性があります。
④内海哲也選手
2006~2014年までの9年連続で、先発として規定投球回数を達成し、巨人のエースとして一時代を築いてきた選手です。
2015年からは衰えからか成績が悪化し、2018年に炭谷銀仁朗選手のFA移籍に伴う人的保証で西武に移籍しました。
移籍1年目は故障等で1軍出場できませんでしたが、2年目の去年は添付の動画から、登板数は少ないものの確かな手ごたえを掴んだシーズンとなりました。
今シーズン、規定投球回数に到達できれば、カムバック賞受賞の可能性が高まります。
⑤多和田真三郎選手
2018年に最多勝を挙げチームのリーグ優勝に貢献したピッチャーです。
2019年のシーズン終了後、自律神経失調症を発症し、去年は一軍での出場がありませんでした。
二軍では5試合に登板し1勝2敗防御率3.65を挙げました。
今年は育成契約でのスタートになりますが、本来であれば、主力選手としてバリバリ活躍できる選手であるため、今シーズンに復活を期待します。
⑥南昌輝選手
2016年に57試合に登板しセットアッパーとして活躍したピッチャーです。
2018年もセットアッパーとして活躍しますがシーズン途中に、国が難病に指定する「黄色靭帯骨化症」を発症してしまいました。
手術をしましたが、一昨年去年と成績が奮いませんでした。
今シーズン、2016年並みに活躍するとカムバック賞にノミネートされる可能性が高いため、期待していきたい選手です。